タイミングを逃すと、その後延々と受験することになるかもしれません

 社会保険労務士試験受験生の中には、一度や二度の挑戦でサクッと合格出来てしまう方がいる一方で、受験歴五年超のいわゆる「長期受験生」の存在も決して珍しくありません。
様々な受験生を見ていると、むしろ受験生全体における長期受験生の割合というのは、かなり高いのではないかとさえ感じられます。
誰も好き好んで何年も合格を逃す方はいらっしゃらないでしょうが、そもそもなぜ、なかなか合格出来ない方が一定数、存在するのでしょうか?
社会保険労務士試験に限ったことではない、難関国家資格全般に言える「長期受験生の存在」について考えてみたいと思います。

 受験が長期に及んでしまう原因のひとつに、「短期合格が実現するような勉強をしていない」ことが挙げられるでしょう。
もちろん、すべての方がわざとそのようにしているのではなく、勉強はしているのにもかかわらず結果的に効率良く進んでいない、という状況があります。
なぜそのようになってしまうのかといえば、端的に言えば「こだわりが邪魔をしてしまう」のです。
一度始めた学習法に固執してしまう、特定の教材だけが良いと信じてやまない、予備校はお金がかかるものという思い込みが強い・・・等々、具体的に例を挙げていけばきりがありませんが、学習を非効率的なものにしているのは、総じて受験生自身の「こだわり」なのです。
これは「固定観念」と言い換えても良いかもしれません。

客観的にみれば、「今の勉強法でダメなら変えてみれば良いじゃない」と思えるのですが、これまで自分なりに頑張ってきた歴史を鑑み、そう簡単に気持ちの切り替えを出来ない方というのもいるのではないでしょうか。
もちろん、自分なりの方法論にこだわりを持つこと自体を否定するわけではありませんが、少なくとも資格受験においては「こだわり」こそが「毒」と化すケースが無きにしも非ず、ということは忘れてはいけないと思います。

 長期受験を避けたければ、学習効率にこだわって学習法を選ぶことが重要です。
そして、一度つまずいてしまったら、まずはこれまでのやり方自体を見直す勇気を持てることもまた、肝心であると言えましょう。